えるしあです!
今回はビットコインの半減期について詳しく解説し、過去のBTC価格の歴史を振り返りながら今後の相場展開を予想してみましょう!
ビットコインの半減期とは?
BTCの半減期はマイニング報酬(=世界へ新規流通される供給量)が半分になるイベントで、約4年ごとに訪れます。
この仕組みによりBTCの供給量が徐々に減少し、希少性を担保すると同時に需要/供給量を反比例させるように設計されています。
具体的には初めは1ブロック(=約10分)ごとに50枚発行されていたBTCが、2012年の1回目の半減期で25枚、2016年の2回目で12.5枚、2020年の3回目で6.25枚、そして今年2024年には3.125枚にまで減少します!
BTCの総発行枚数は2100万枚に制限されており、その希少性が「デジタルゴールド」と呼ばれる所以です。
このマイニングの難易度調整や半減期による供給抑制の仕組みが、過剰供給の抑制と価値/価格を保つ役割を果たしています。
ビットコインの相場を半減期ごとに振り返る
1回目の半減期(2012年)
1回目の半減期は2012年11月に実行され、新規発行量が50枚から25枚に減少。この期間BTCはメディアの注目を集め、2013年12月には価格が1,000ドルを超えました!
しかし、2014年にマウントゴックスの破綻事件で価格は急落し、2015年1月には200ドル付近まで暴落しました。
2回目の半減期(2016年)
2回目の半減期は2016年7月で、新規発行量が25枚から12.5枚に減少。ICOブームと共にBTCの価格は2017年12月に20,000ドル付近まで高騰しましたが、2018年には規制強化やハッキング事件の影響で3,000ドル付近まで暴落しました。
3回目の半減期(2020年)
3回目の半減期は2020年5月で、新規発行量が12.5枚から6.25枚に減少。新型コロナウイルスの影響で金融市場全体が上昇し、2021年11月には68,000ドル付近まで価格が上昇。しかし、2022年には金融引き締めの影響で市場が下落し、15,000ドル付近まで暴落しました。
今年の半減期でBTCは3000万円を超える?
過去の半減期では翌年末にかけて価格が上昇する傾向が見られました。
今回も同様に半減期後の価格暴騰が起こると仮定すると、2025年末にはBTCの価格が200%の上昇率で140,000ドル(約2,163万円)、300%の上昇率で210,000ドル(約3,245万円)に達する可能性があります。
一方で、過去の半減期後には価格が80%前後の大幅な下落が定例化されていて、今回も同様のリスクがあります。
BTCの半減期(暴騰↗︎暴落↘︎:底値上げ)が継続する条件
米国の金融政策と景気動向
金融市場全体を左右するのは米国の金融政策と景気動向であり、BTCも例外ではありません。
現在の利下げ方針が維持され、米国経済がソフトランディングを達成すればリスク資産としての買いが続くでしょう。
また、2024年の米国大統領選挙の結果も市場に影響を与える可能性が大いにあります!
ビットコイン現物ETFの拡大
2024年1月から米国でビットコイン現物ETFの取引が開始され、資金流入が続いています。
このトレンドが他国にも波及し、多くの機関投資家からの資金が暗号資産市場に流入すれば、BTCは過去類を見ないほどの爆発的な相場上昇を起こすことになるでしょう!
暗号資産投資先の増加
一部の株式や債券・不動産などの金融資産がトークン化され、DeFi市場で取引され始めています。
この形式がより発展すれば、暗号資産市場はさらに活発化されるでしょう。しかし、この分野での期待値は法的なDeFiへの規制影響で突発的な暴落を起こすリスクも孕んでいます。
2024年も引き続き、半減期アノマリー(=暴騰↗︎暴落↘︎:底値上げ)の継続と相場の動向を注視し、適切な投資戦略を立てることが重要です。
えるしあの考察
BTCは4年毎の半減期のたびに暴騰・暴落を繰り返してきましたが、結果暴落後も暴騰前の底値以上の価格で安定するのが通説となっています。
現在の価格は過去の半減期アノマリー分析から見るとまだまだ暴騰前の初期加熱段階であり、1,000万円以下の今のタイミングでの購入は暴落後にも価格割れを起こさない水準である可能性が高いです!